企画 詳細情報

受付番号 U25017
承認番号
25019A
企画名 るりもん わたしの蝶が消えた理由~絶滅から環境保全を考える~
活動分類 セミナー・ワークショップ
活動目的   本企画の目的は、昆虫好きでない子供やその保護者に、昆虫の美しさや環境保全の重要性に体験的に触れてもらうことである。「架空の絶滅蝶」を題材に、ストーリー性をもった学びを提供することで、「生物多様性」や「環境保全」といった概念を楽しみながら理解できる環境を目指すとともに、芸術と科学を横断した学びの体験を通して、参加者に広い視野を持つきっかけを与えることを目的とする。
 日本各地で昆虫関連のイベントは多数開催されているが、その多くは参加者が昆虫愛好者に偏りがちで、昆虫が苦手だったり、関心がない層との接点は限定的である。しかし、昆虫を取り巻く現状や絶滅の危機について知ることは、ひいては環境保全や生物多様性の意識を広く浸透させることにつながる。そのため、これまで昆虫と接点のなかった人々、特に子どもやその保護者にも、昆虫の魅力や自然の大切さに触れる機会を提供する必要がある。
 本企画は、芸術分野とのコラボレーションから、「工作ワークショップ」という形をとることで、従来の「昆虫教室」のイメージを和らげ、昆虫が苦手な人の参加のハードルを下げる効果が期待される。
具体的な活動計画 ○コンセプト
------------------------------------
その昔、人知れずひっそりと絶滅してしまった蝶がいました。
世界でたった一人、あなただけが、その蝶について知っています。
どうか、記憶を頼りに標本を作って、彼らが存在した証として残していただけないでしょうか。
彼らはどこに住み、何を食べて、どうして絶滅してしまったのでしょう。
------------------------------------
 本企画は上記のストーリーから、参加者が自由に架空の絶滅蝶を考え、それを絵や文章で共有するプロセスを通して、昆虫の絶滅、ひいては生物多様性や環境保全について学ぶ機会を提供する。従来の「昆虫教室」ではなく、「工作ワークショップ」としてのイメージを先行させ、実物の昆虫は扱わないこととする。

○プログラムの流れ(約3時間、土日昼の開催を予定)
①導入
・蝶や絶滅種の簡単な紹介
・作品例や参考資料(図鑑)の提示
②架空の絶滅蝶の設定を考える
・名前(和名)、分布、生息地、生息条件、食べ物、絶滅理由などを考え、プロフィール用紙に記入
③架空の絶滅蝶のビジュアル作成
・描画やコラージュを用いて画用紙にオリジナルの絶滅蝶を作成
④標本箱の作成
・画用紙から切り抜いて、標本箱に収める(電池駆動で羽がパタパタする仕掛け付き)
⑤発表&撮影会
・発表形式は低学年でも参加しやすい形に調整予定
・発表と同時並行で撮影
⑥解説
・種の絶滅や保全に関する解説
⑦SNS発信
・架空の絶滅蝶の写真と設定を投稿(個人情報は表示しない)

○対象者
つくば市内小学3~6年生とその保護者

期間内スケジュール
11月~1月上旬 企画準備
1月下旬~2月下旬 企画の開催
活動場所 つくば市内の交流センターでの開催を予定
既につくば市役所と連絡をとっており、企画申請後、具体的な場所を決定する。
活動期間 2025/11/01 ~ 2026/04/30
イベント日・時間
対象者 学外者
予定希望人数 30人
最低必要人数 15人
企画または
グループのURL
企画申請者(プランナー) 江川和総(理工情報生命学術院生命地球科学研究群生物資源科学学位P)
オーガナイザー 王尾仁思(人間総合科学学術院 人間総合科学研究群 博士前期課程 デザイン学学位プログラム)
岩田悠佑(生命環境学群生物学類)
パートナー 藏滿司夢
備考 活動期間内では行わないが、本プロジェクトは今後定期的な開催を予定しており、本活動で描いてもらった蝶の絵を用いた展覧会等の催し物を今後開催する予定である。
画像 画像1:

企画管理へ戻る 参加希望・問合わせ