企画 詳細情報

ATTENTION

受付番号 U25009
承認番号
25009A (仮承認)
企画名 BEE-pass ~大学生のアントレプレナー知識のアウトプット~
活動分類 セミナー・ワークショップ
活動目的 ☐ 活動目的
 メンターとして参加したプロジェクトにて、中高校生が様々な壁に当たりながらも、「何にでも挑戦できる」と輝かしい期待と希望をもって行動する姿を目の当たりにした。しかし、そのプログラムの最終回までには何度も挫折や諦めの危機があり、それをサポートする難しさを痛感した。
 私たちメンターは学生と共に考え、多くの失敗を乗り越えようと共に努力した。この経験は机上の学習(大学講義受講)だけでは習得できない。かつ、ゼロから自分の可能性を見出す経験も、実際に中高生と挑戦しながら、支えようとすることで得られたと確信し、これこそが大学生として学ぶべきアントレプレナーシップであると考えている。
 以上のことから、大学生メンターの関わりや声掛けが、中高校生の挑戦する背中を押すきっかけになり、同時に私達大学生自身が学習意欲を高めていると気が付いた。仲間と一緒に、大学生のアントレプレナーシップの実践的な新たな学びの場所の創造をしたいと考えている。

☐ 活動実績について
1)メンター活動
2024年9月
・高校生デジタルアントレ(株式会社角川ドワンゴ学園・茨城県教育委員会)へのメンタリング参加
2024年12月~2025年2月
・TSUKUBA起業ゼミ(株式会社ガイアックス・筑波大学産学連携本部)へのメンタリング参加
2025年2月
・土浦日大付属高等学校への探求授業の見学活動

2)勉強会活動
週に1回、テーマを設定して学習会を開催した。
主なテーマは、デザイン思考、メンタリング、組織学、アントレプレナーシップなど。
YouTubeを取り入れた学習から、各自発表資料を作成し、実施した。
具体的な活動計画 ☐ 具体的な活動計画
1)社会的現状・課題
 昨今において、世界中の経済や社会が目まぐるしく変化し、日本もその例外ではない。様々な企業では雇用形態や情勢が変化し、自発的に経済活動に取り組むグローバルリーダーの育成に対する注目がされ始めている。
 文部科学省は、2014年から国内の大学に対してアンレプレナーシップ教育実施支援を行ってきた。また、小中高生向けの教育プロジェクトの推進にも力を入れ始めている。しかし、実施する大学は全体の3割程度に留まっているのが現状であり、教育プロジェクトも地域差が見られている。その原因として、指導者不足が挙げられる。各大学のアントレプレナーシップ教育を実施できる教員の平均人数は1名以下となっており、プログラムの整備や改善を行えるリソースがない。一方で、支援開始当初から実施してきた大学には十分なリソースが確保できている実態もあった。
これらのことから、現代の小中高生がアントレプレナーシップに関わる教育を受け、あらゆる課題に柔軟に対応し、考え行動できる人材へと成長することと、現大学生がその教育の先駆けとして活動し、社会に広めることが求められている。
 私たちのチームでは、大学生メンターとしての経験を積みながら、アントレ教育の現状と、その活動を推進させる「メンター」の存在意義を明確にします。観察したメンタリングの結果と得られる効果、生徒とメンターとの相互作用について研究します。
これらの活動から得られたデータや知見を使って、大学生が小中高生へのメンタリングを行う場合の方法論の発見を目指し、将来のアントレ教育の発展に寄与できると確信しています。

☐ 活動内容
1)主要の活動内容
①定期での勉強会の実施
②研究活動(分析から、学会発表まで)
③開催プロジェクトへのメンターとしての参加と研究依頼(メンター実践)
④アントレプレナーシップ教育推進校への授業見学
⑤BEE-pass活動報告書の作成

2)各々の活動内容の詳細
①週に1回アントレプレナーシップに関連した勉強会を開催する
目的:世の中のアントレプレナーシップについて学ぶ
   ベーシックなメンタリングの手法や考え方を理解できる
   自主的に学ぶ機会を設け、自己研鑽できる
方法:
ア)担当メンバーが講義動画を選定する
視聴後に内容についての意見交換や活動に活かせると感じた内容について話し合う。
 トピック例)キャリアデザイン・デザイン思考・簿記・メンタリング・組織論・人間関係論・心理学(対人関係・カウンセリング・メンタリング)…
イ)参加したプロジェクトの流れを基に、シュミレーションを行う
問題点として挙がったslack上での大学生と高校生間及び初対面の高校生間でのコミュニケーションを分析する。また、同じ方法でチーム内でシュミレートし、更なる課題の発見や、有効なメンタリングの方法について考える。

②参加・研究依頼を行ったプロジェクトのデータ分析を行う
 参考文献から調査に必要な項目の抽出を行い、各プロジェクトでアンケートやインタビューをする。それらを用いて、質・量・ミックスメソッドでの研究分析を行う。
また、メンタリングの内容分析についてSNSを用いた会話や、対面での会話記録を聴取し、必要であれば倫理審査にも提出をする。研究を行う際は、同意書や適切な説明文書を用意し、個人情報等の取扱いには十分注意する。

③茨城県内の市町村や企業に対して、プロジェクトのメンター参加・営業を行う。
 茨城県教育委員会や、過去にお世話になった教育機関、企業に対して再度のコラボの依頼を行う。また、新規でも県内を中心に開催プロジェクトを調査し、営業を行う。
参加の際は、研究のための観察者の設置についてや、活動目的等を明確にして依頼を行う。

④茨城県内のアントレプレナーシップ教育推進校への授業見学の依頼
各学校の独自の取り組みや生徒への声かけ、授業構成について実際に見学して教育ノウハウを学ぶ。

⑤BEE-pass活動報告書の作成・提出
メンター活動や、授業見学等の中で、そこから何を得たのか、よかった点・改善点などを書面にして、お世話になった方に提出する。



☐ 今後のスケジュール(予定)
令和7年5月
T-act申請準備

令和7年6月 新規メンバー募集
(大学内での起業家講座を受講済みの学生向け説明会の実施など)

令和7年7月 茨城県内の高等学校への授業見学
(茨城県教育委員会、筑波大学産学連携本部と相談し、参加プロジェクトを決定)

令和7年7月-9月 BEE-pass内ビジコンの開催
令和7年9月-11月 メンター活動参加予定
令和7年11月 メンター活動の振り返り、報告書の作成
(メンターとして参加するプロジェクト名は未定ですが、毎年行われる県教育委員会のアントレプレナーシップ教育プロジェクトの中から、7月時点でのメンバー数に応じて決定します。)
活動場所 学内のどこか
活動期間 2025/06/01 ~ 2025/11/30
イベント日・時間
対象者 学生、教職員、学外者
予定希望人数 30人
最低必要人数 20人
企画または
グループのURL
企画申請者(プランナー) ライル紳太郎 筑波大学理工学群社会工学類2年
オーガナイザー 森本新太郎 筑波大学情報学群情報科学類2年
作本健太郎 筑波大学理工学群社会工学類3年
栗林宏太 筑波大学理工学群社会工学類2年
パートナー 野村 豪(ノムラ ツヨシ) 准教授 所属:国際産学連携本部
備考 ☐ 備考
これまでの活動背景
以下の過去に行ってきた活動は、今後もより良い形に修正を加えながら実施していきたい。
①動画視聴
多摩美術大学によって掲載されている「デザイン思考」についての講義動画を視聴し、内容についての議論や活動に活かせる学びについての意見交換を行った。
②チーム内デモンストレーション
実際にビジネスプランを考えて、ピッチイベントへの参加を目的として、生徒役とメンター役に分かれた。生徒役のプランやアイデアが分からない場合に対して、メンター役が答えを言い過ぎないように生徒役に考えさせ、生徒役自身からプランを形にしていくことを目的としたメンタリングの方法について調査している。
③文献調査
チームメイトそれぞれが、この活動において必要となる知識の文献を探し、授業動画を作成した。メンターについてや、アントレプレナーシップ教育の事例、組織論やホーソン効果について取り上げた。作った授業動画の視聴後は、その授業動画の内容の検証や、今後のBEE-passでの活動においてどのように生かせるか話し合った。

興味がある方、グループに参加希望の方は、beepass033@gmail.comまでご連絡ください。
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