受付番号 |
U24076 |
承認番号
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24028A |
企画名 |
令和7年度日韓青少年対話型交流事業 |
活動分類 |
セミナー・ワークショップ |
活動目的 |
■目的
この活動の目的は、日韓の文化を深く理解し、双方の文化に柔軟に対応できるグローバル人材の育成です。異なる背景を持つ人々が出会い、共に学び合う過程において、参加者は国際交流の主体となり、プログラムを通じて異文化対応力を身につけることが期待されます。さらに、日韓両国を舞台に、自身とは異なる価値観や考え方を理解・受容することで、異文化への理解を深め、柔軟な思考力と行動力を養います。これにより、参加者がグローバル社会で活躍できる人材として成長することを目指しています。
■これまでの歩み
○令和4年度
令和4年度日韓青少年対話型交流事業
日韓高校生文化PRアワード2022(当事業の前身事業)
○令和5年度
創基151年筑波大学開学50周年記念冠事業
令和5年度日韓青少年対話型交流事業[日韓みらいファクトリーアワード2023]
○令和6年度
創基151年筑波大学開学50周年記念冠事業
令和6年度日韓青少年対話型交流事業[日韓みらいファクトリーフォーラム2024] |
具体的な活動計画 |
■社会的現状・課題
日本と韓国は令和 7 年に国交正常化 60 周年を迎えます。両国は経済・文化活動において深い結びつきがある一方で、その関係は変動が激しい状態が続いています。グローバルな情勢の変化や社会の分断が急速に進む今、世代を超えた対話を促進し、両国の将来を担う青少年を育成することは、これまで以上に重要な意義を持つものと考えます。
本プログラムでは、対面での共同作業を通じて活発なコミュニケーションを図り、相互理解を深めます。また、産官学連携のもと、特別講演やワークショップを通じて、参加者に深い学びと貴重な体験の機会を提供します。「境界を超えて共に創る新しい日韓交流空間ビジョン 2.0」では、文化体験や市民交流との連携を強化し、安定的かつ持続可能な日韓交流の実現を目指します。これにより、両国関係の更なる発展に寄与できるものと確信しております。
■内容(プログラムの流れ・構成の概要)
探究型国際交流プログラム(CCPP)を通じて、日本と韓国の学生がチームを組み、国際的な共修を実現します。プログラム全体のテーマは「SDGs の視点から日韓共通の課題を探索・発見し、その解決策を考案する」ことです。
プログラムは以下の三段階で構成されます。
ステップ1)事前研修(オンライン)
対面研修に向けた導入アクティビティを実施します。
スッテプ2)対面研修
産官学連携による共創プログラムとして、具体的に以下の内容を実施します。
プログラム①:行政機関・企業による特別講演(官庁訪問)
プログラム②:Hack Osaka(大阪観光ミッション)の実施
プログラム③:2025 年大阪・関西万博への参加を通じた日韓交流体験
プログラム④:チームでの課題解決活動とアイデアソン(ハッカソン)
ステップ 3)事後研修と活動報告会
活動全体の振り返る事後研修(オンライン)と一般市民や日韓交流関係者へ成果報告を行います。
本事業では、社会課題解決型のアイデアをビジネス化したい学生に対して、本学の子会社である「つくばツインスパーク株式会社」の支援を受けながら、プログラム終了後も社会実装に取り組むことが可能であることが特徴です。また、近年の韓国における日本ブームや訪日観光客の増加を好機と捉え、日本の魅力を効果的に発信する機会としても活用できます。昨年度は韓国側だけで 200 名を超える応募があり、本プログラムへの高い関心が示されています。
■募集人数
日韓の大学生各50名程度(日本か韓国の大学に在籍する学生、国籍不問)
■募集方法
プログラムホームページよりオンライン出願(様式に必要事項を入力し伝送)
■開催日程
令和7年8月25日〜令和7年8月29日(4泊5日)
■スケジュール
令和7年01月15日 令和7年度事業計画案作成、公的助成申請開始
令和7年02月01日 産官学連携申請開始、学内手続き
令和7年03月01日 プログラム実施を公告
令和7年04月20日 参加者募集開始
令和7年07月12日 参加者選抜結果通知 参加者向け案内開始
令和7年7月(未定) 事前研修(オンライン):オリエンテーション
令和7年8月25日〜29日 対面研修(4泊5日・合宿形式)
令和7年10月(未定) 事後課題、活動報告会(一部参加者のみ、対面)
■事業運営体制について
外部有識者を含む「筑波大学探求型国際交流プログラム推進委員会」を設置し、「事務局」にて運営いたします。なお、韓国における業務の一部は「ソウル大学日本研究所」にて処理されます。 |
活動場所 |
○主要会場
大阪国際ユースホステル・大阪府羽衣青少年センター
〒 592-0002 大阪府高石市羽衣公園丁 |
活動期間 |
2025/04/01 ~ 2025/09/30 |
イベント日・時間 |
2025/08/25 ~ 2025/08/29 09:00 ~ 18:00
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対象者 |
学生、学外者 |
予定希望人数 |
100人 |
最低必要人数 |
100人 |
企画または グループのURL |
https://miraefactory.jp/ |
企画申請者(プランナー) |
寳積 應公(社会・国際学群社会学類3年) |
オーガナイザー |
為永 結子(人文・文化学群比較文化学類4年)
野田 健祐(理工情報生命学術院 数理物質科学研究群 博士前期課程)
尹 珠恩(人文社会ビジネス科学学術院 人文社会科学研究群 博士前期課程) |
パートナー |
申 貞恩(グローバルコミュニケーション教育センター / 人文社会系 助教) |
備考 |
■社会的価値・効果等について
本事業は、参加学生個人の成長にとどまらず、持続的な日韓交流の基盤構築という社会的インパクトを生み出しています。その効果は、2 年間にわたりプログラムに参加した学生の声に明確に表れています。
「私はオンライン開催の令和 5 年度と対面開催の令和 6 年度の両方を経験した立場から、対面研修がもたらす特別な効果を強調したいと思います。対面での交流は、オンラインでは得難い深い信頼関係の構築を可能にし、言語や文化の壁を超えて真の相互理解を育むきっかけとなります。実際に、異なる背景を持つ参加者が共通の目標に向けて協働する過程で、国際理解の重要性が自然と体得されていく様子を実感しました。」(令和6年度参加者)
このプログラムの意義は、駐日本国大韓民国大使館韓国文化院の孔炯植院長からも高く評価されています。令和 6 年度事業について「今回のフォーラムを通じて築いた友情は、両国の未来に大きな力となり、参加学生の皆様の人生における重要な道しるべとなるでしょう」との評価をいただきました。
■持続可能な社会の実現のための取り組み
さらに、具体的な成果として、本学主催の日韓交流事業修了生による同窓組織日韓次世代交流団」の設立が挙げられます。この組織は、参加年度や所属、世代を超えた交流とコミュニケーションを目指して結成されました。私たちは「日韓次世代交流団」を「日韓未来の主人公集団」として位置づけ、社会に新たな価値を創出していけるよう支援を行っています。
■事業成長戦略
日韓交流で培ったノウハウを諸外国・地域へ拡大することを今後の展開における基軸にしたいと考えています。アントレプレナーシップ教育、異文化コミュニケーション、そして文化体験や観光等による人的交流の3つの視点を組み合わせた「探究型国際交流プログラム(CCPP)」は、複雑化する社会化課題を解決しソーシャルインパクトを創出する、国際交流の新しい常識として位置付けられます。私たちは今後、CCPP をグローバル・コミュニケーション・プラットフォームとして成長させて、世界中の人々がグローバルシティズンとして信頼し合える未来をつくってまいります。 |
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