受付番号 |
U23011 |
承認番号
|
23007A |
企画名 |
アート×謎解き |
活動分類 |
展覧会 |
活動目的 |
活動の目的は大きく分けて二つある。
一つ目は、筑波大学芸術専門学群に所属する学生作家の展示機会を創出することである。現状、東京の美術大学などに比べて、筑波大学芸専生の学外での展示機会は少ない。また、個人で展示を行うとなると、金額や時間などの面からかなりの労力がかかることから、展示を行うことへのハードルが高いことを課題と捉えている。今回、企画として芸専生の作品を募集することで、上記のようなハードルを下げ、学外での展示機会を創出したい。
二つ目は、「謎解き」というコンテンツを通して美術鑑賞をサポートすることである。北海道・札幌芸術の森にある野外美術館にて、美術作品の形を用いた謎解きイベントが行われていた。そのイベントに自身が参加した際に、作品の形を使用した謎解きが作品の造形的要素へ目を向けるきっかけになることに気がついた。 美術鑑賞に馴染みのない人々の間では、美術鑑賞は敷居の高いものだという認識がある。これは、美術館が持つ独特な雰囲気や歴史的理由の他にも、鑑賞と言ってもどこに注目して見たら良いのか分からない、という理由もあると考えられる。謎解きを用いることで自然と造形的要素へ着眼点が誘導され、鑑賞へのハードルを下げることができるのではないか。この「謎解き」というコンテンツを通じて、美術鑑賞に馴染みのない人々が鑑賞のポイントを掴むきっかけにしたい。また、鑑賞に慣れ親しんでいる人々にとっても、新たな観点を持つきっかけになるだろう。
これらの目的に加え、「謎解き」を美術鑑賞支援ツールとして世の中に提案、発信していくという大きな目的がある。現在謎解きを鑑賞支援ツールとして用いている例は少なく、新たな鑑賞支援ツールとして社会に提供していきたい。 |
具体的な活動計画 |
【活動内容】
メンバーは、「デザイン」「謎解き制作」「展示企画」「広報」の大きく分けて四つのチームに別れて作業する。これらは大まかな役割を示すものであって、状況に応じて自分の所属チーム以外のタスクを行うこともある。チームごとのタスクは、それぞれのチームリーダーがまとめたのち、全体の進捗管理を行うメンバーに報告し、管理をする。
・「展示企画」
具体的に展示の内容を考え企画するチームである。テーマを決め、募集要項を考え、芸術専門学群生から作品の募集し、展示を行う。また、出展作家との連絡なども行う。
・「謎解き制作」
募集した作品から謎解きを制作するチームであり、筑波大学のサークル「Lilac」が行う。展示企画チームやデザインチームと連携を図りながら、造形的要素を中心とした謎解きを制作する。
・「デザイン」
謎解きを行うキットやチラシ、ポスターなど、ビジュアルデザインを行うチームである。デジタルツールを使用して、テーマに沿ったデザインを考え、制作する。
・「広報」
様々な媒体でイベントの宣伝を行うチームである。より多くの人々に足を運んでもらえるよう、SNS、WEBメディアでの告知、学校へのポスター掲載などを行い、ターゲットに届く宣伝を考える。
【活動スケジュール】
〈フェーズ1〉
展示企画、作品募集
・〜6月・T-ACT申請、人材の確保、開催場所のリサーチ
・〜8月・作品要項の提案、作品募集
〈フェーズ2〉
謎解き制作、展示の開催
・〜11月・謎解き制作
・〜1月・キット制作
・〜2月・展示開催(1ケ月ほど開催予定)
「一ヶ月」という期間に関しては、ファミリー層というターゲットを考える中で、「予定が合えば行こうね」という人たちが足を運ぶ機会が増えるように、という理由からである。 |
活動場所 |
フェーズ1の活動は、主にTeamsで連絡を取り合い、対面でのミーティングは中央図書館のセミナー室を使用する。 |
活動期間 |
2023/06/15 ~ 2023/08/31 |
対象者 |
学生、学外者 |
予定希望人数 |
30人 |
最低必要人数 |
10人 |
企画または グループのURL |
|
企画申請者(プランナー) |
大橋百奈(芸術専門学群3年生) |
オーガナイザー |
青木 喜大(生物学類2年)
上野 友睦(人間総合科学学術院 博士前期課程2年)
逸見 一喜(理工情報生命学術院 博士後期課程1年)
赤城 のい (芸術専門学群2年)
宮古真裕香(人文学類3年)
松田 公慶 (物理学類2年)
原仁瑞 (芸術専門学群2年)
岡島紫穂(人間総合科学学術院 博士前期課程1年) |
パートナー |
石崎和宏(芸術系) |
備考 |
【イベント概要】
・室内の展示スペースを借り、一ヶ月ほど作品を展示する
・展示では、作品をもとに作成した謎解きに挑戦することができる
・謎解きは作品の造形要素を使用したものである
【制作について】
・作品は既存のもの、新規のもの問わずに募集する。新規の作品を製作する場合、そこにかかる製作費は作家の個人負担となる(募集要項にて周知)
・作品は原則学内で制作されるものとし、21時以降の夜遅くの作業は控える
・各製作者の責任のもと、安全について十分に配慮するよう制作依頼時に指導する
・基本的には、作業場所や機器を所持・担当する教職員の指示に従う
・用具や機器は日常的に点検を行い、数量や状態を確認する
・用具の保管場所は、地震が起きても危険のないような場所に置かれていることを確認する
・用具や機器の使用に不安を感じた場合は、直ちに使用を中止し、担当教員に申し出る
・人体に有害な可能性のある液体、気体を使用する場合は、換気を十分に行い、防護服や防護メガネを使用する
【展示について】
・スペースに関しては、いくつか候補があり、借りることができそうな状態である(今現在の第一候補は「つくば文化郷」/廃校を利用する案も出ている)
つくば文化郷:https://maps.app.goo.gl/vsxorGhnVtHae24m6?g_st=ic
・展示場所については、無料で使用予定
・スタッフがいるようば場所(つくば文化郷など)を借りる場合は、場所の案内など最低限の対応は会場のスタッフに協力していただき、緊急時にはプロジェクトメンバーが足を運び、作品の確認やお客さんの対応を行える体制を整える。週末は必ずプロジェクトメンバーが足を運び、作品の確認や見回りを行う
・スタッフがいないような場所(廃校など)を借りる場合は、プロジェクトメンバーがシフトを組んで見回りを行う
・展示は無料であり、謎解きのキットも入り口に置いておくような形を考えているので、常駐するスタッフが必ず行う業務はない
・具体的な対応は、場所が決まり次第フェーズ2にて検討・提案予定である
【企画名に関して】
現在「アート×謎解き」で申請しているが、イベント名は未定であり、今後決定した際には「アート×謎解き ◯○」のように企画名を変更したいと考えている。 |
画像 |
|