企画 詳細情報

受付番号 U17029
承認番号
17020A
企画名 語り場プロジェクト~分野/学類を越えた繋がりの場~
活動分類 交流会、セミナー・ワークショップ
活動目的 ①問題意識
私の専攻である教育学は、様々な分野と密接にかかわりあう分野であり、またこれからグローバル化・高度情報化が進むにつれて複雑性が増すこの社会においては、教育学のみの知見では課題を解決するどころか正しく捉えることすらできない、ということを教育学を1年間勉強して痛感しました。しかし、一人ですべての分野をカバーすることは到底できることではなく、そこで様々な分野の人が集まって「協働する」ことの重要性を認識しました。筑波大学は、2専門学群・23学類を擁する総合大学であり、学際性という面では申し分ないと思いましたが、実際にそのような「学際的な環境」を体現するような「場」、というのが身近にない、ということもこの1年間で実感しました。具体的には、他学類との繋がりはあっても、あくまでサークルなどの友達繋がりで「アカデミックな繋がり」ではない、「アカデミックな繋がり」があったとしても、それは自主ゼミのような分野限定型のコミュニティであって、学際性がない、ということです。このような、「分野を越えた学び・協働の必要性」と、多様性があるにも関わらず、お互いの垣根を越えた「トランスボーダーかつアカデミックな繋がりの場」が身近にない、ということが一つの問題意識です。
さらに、従来の自主ゼミのようなコミュニティでは、アカデミックではあるがどこか堅苦しいというのが一般的な印象で、近寄りがたいという実感がありました。そのような印象は、主にトップダウン型の学びや、学びに対するイメージからくるものであると推測されますが、複雑な課題解決のための「分野を越えた学び・協働」を実現するためには、そのような印象を乗り越えていかなくてはなりません。そのような「従来のネガティブなイメージ」を乗り越え、前述の学び・協働へとつなげていく必要がある、というのが2つ目の問題意識です。

②ビジョン・ミッション
ビジョン:
分野を越えた学び・協働・繋がりによる価値の構築
ミッション:
1.トランスボーダー(分野横断的)かつアカデミックなコミュニティの形成
2.分野を越えた学び・協働・繋がりを通じて生まれる成果物の可視化
3.アカデミックなコミュニティへのネガティブなイメージの払拭

このプロジェクトを通じて、問題意識で述べた「分野を越えた学び・協働・繋がり」から創り出される価値を構築し、いずれはそれらを社会に還元していきたいと思っています。(←ビジョン)そのためには、まずそのような分野を越えた、アカデミックなコミュニティの形成が必要であり(←ミッション1)、そこで生み出される価値や成果物は何か、というのを探求し可視化することによって還元の可能性を検証し(←ミッション2)、同時にアカデミックなコミュニティに対するネガティブなイメージを払拭し(←ミッション3)、コミュニティの多様性、規模の拡大につなげていきたいと思っています。そのために、従来のようなプレゼン形式のトップダウン型学び、座学などを中心におくのではなく、「語り」を通じて「学ぶ」ことを主眼に置きたいと考えています。
具体的な活動計画 ①活動内容
前述の、ミッションで述べたアカデミックなコミュニティへのネガティブなイメージを払拭する、ということに則って、「語りを通じて学ぶ」という形式で活動していきます。雰囲気も堅苦しい感じのものではなく、いわばカフェのようにリラックスできる仕掛けを取り込んでいきたいと思っています。

活動の具体的な内容は、
1.自己紹介などを通じてお互いの分野について知り合う
2.ワークショップ(自分の分野について、勉強しようと思ったきっかけ、現在の関心分野、将来の展望などの語り合い)などを通じて、お互いの分野について深く知り合う
3.ディスカッション活動などを通じて、自分の分野と他人の分野の(疑似)協働をする
4.プレゼンなどによって、ある特定の分野についてさらに深く学ぶ
5.分野横断的に結集した知を用いたプロジェクト活動(未定)

1~3が中心になり、必要に応じて4、5を取り入れていく形式です。
語りが中心になるので、グルーピングによって少人数単位で活動します。

②活動によって期待される成果
1.分野(学類)を越えたアカデミックな人脈を形成することができる
2.他分野についての知識を得ることができる
3.他分野を知ることによって、自分の分野について相対化により見つめなおす機会になったり、また他分野との繋がりを発見して自身の分野の学習にいい影響をもたらす
4.他分野との協働を通じて、様々な分野の知見が結集してこそ可能な課題解決やプロジェクトができるようになる

③スケジュール
5月:メンバー集め、内容・土台を固める
5月末:既に集まってるメンバーでお試しの活動をやってみる
6月:メンバー追加募集、内容のブラッシュアップ
7月:定期的(1週間に1度)に開催
8月以降:継続できる見込みがあればサークル化・規模のさらなる拡大・他大学との協力

④活動場所
少人数の場合(12人以下):図書館のセミナー室
↑を越える人数の場合:教室をあらかじめ借りて活動
活動場所
活動期間 2017/06/01 ~ 2017/07/31
イベント日・時間
対象者 学生、教職員
予定希望人数 30人
最低必要人数 10人
企画または
グループのURL
企画申請者(プランナー) 中井澤卓哉 教育学類2年
オーガナイザー 中井澤卓哉 教育学類2年 / 砂川宥人 教育学類2年 / 森野翔貴 教育学類2年 / 鈴木葵 教育学類2年 / 池田和香奈 医療科学類2年 / 加藤千尋 医療科学類2年 / 和田多香子 障害科学類2年
パートナー 五十嵐沙千子先生 人文社会系
備考
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